山形県勢がんばれ

選抜が熱を帯びてきました。
明日は山形中央高校が強豪浦和学院と対戦します。
30年ほど前、桑田清原のKKコンビでPL学園が高校球界の頂点に君臨していました。
彼らは私の一つ下の代です。
大学入学目前の選抜、私は自宅のテレビで「その試合」を見ていました 。

PL 東海大山形

すごいスコアです。もちろん大会記録。
歴史的な試合を生で見ていたわけですが
解説者が最後まであきらめない東海大山形を称えるコメントを連発するのを聞いて
「こんな展開になると解説の人も大変だなぁ」と思った程度で、そんなに印象はなかったんです。
あとは「PLすげー」くらい。

この試合が記憶されることになったのは、山際淳司さんがこの試合を著書のなかで紹介してるのを読んでからです。「ルーキー」という本で、主に西武ライオンズに入団した清原に光をあてたものだったと思います。

その中でこの試合に出ていた選手が紹介されていたのです。

「印象はなかった」とはいっても、私も高校球児でしたので、この試合で東海大山形の選手が
どれくらい悔しくて情けない思いをしたかを考えると、ちょっと気の毒に思っていたわけです。

ところが当の本人たちは試合中の気持ちを聞かれて
「清原の顔がデカくてびっくりしたから顔ばかり見ていた」とか
「このままじゃ晩御飯に間に合わないから真剣に善後策を考えてた」とか実におおらかなのです。

こんなにあっけらかんと、あの大舞台で野球をしていたんだと思うと
こちらもちょっと嬉しくなって笑ってしまったのを覚えています。

以来、その感謝をこめて山形県勢を応援することに決めているわけです(母校日大三高と対戦するとき以外は・・・)

山際淳司さんの本は何年たってもふと読みたくなることがあります
冒頭の「スローカーブをもう一球」も私の好きな本で、何年かに一回思い出してはパラパラとめくっています。
有名な「江夏の21球」もこの中に収められています。

野球の季節がくると何となく気持ちが騒ぎます。
今回はどこまで勝ち進むでしょうか、がんばれ山形!