高校受験の思い出

高校受験の思い出

 

進学の季節ですね。
昨日、今日と入学式の学校も多いと思います。
我が家の倅も無事都内の高校に入れていただけることとなりました。ありがとうございます。

高校受験で思い出すのは父のことです。
進学について相談したところ、何日かして一枚の応募はがきを持ってきたのです。
たしか「少年自衛学校」とか「少年自衛官募集」と書いてあったと思います。

「その辺の高校に行くんならここに入ったらどうだ。少しだけど給料ももらえるし、車や特殊車両の免許も取れるぞ。卒業後は陸海空それぞれの道で士官になる人も多いらしい。」と大体そんな話でした。

今は「少年工科学校」と名前を変え、普通免許の取得もないそうです。当時もあったかどうか、今調べてもわからないですが・・・。
で、頭空っぽの中学生だった私は、よく考えもせず

「お金もらえて高校卒業の資格が貰えて免許も取らせてくれるって、なんかすごくいいぞ!」と思ったものでした。

翌日、担任の先生にその旨を告げたところ、放課後に別の先生に呼び出されたのです。
なんだろう、と訝りながらも行ってみると
「本校から軍人は出さない。したがってソコに関しては願書も内申書も作らない」と・・・。

日教組、という言葉もよく分からなかった当時のモーリー少年は
「軍人」という言葉になんとなく真意を理解したつもりになって、「そうなんだ」と
妙に納得したりしたわけです。

ところがこれを父に報告すると、しばらく黙った後
「国は誰が護るんですかと言ってやれ!!」と怒鳴ったのです。
モーリー少年またまたびっくりです。
「国を守る・・・?」

昭和7年生まれの父は、小学生の頃から軍隊の帽子をかぶり、
「大人になったら軍人になって敵国を破る」と燃えていた軍国少年だったそうです。

イデオロギーや国防についてその後父と話すことは殆どありませんでしたが
あの時のちょっとした出来事は
なーんも考えてなかった私に、日本という国の在り方や問題点を現実感をもって考える良いきっかけになりました。

それにしても中学生挟んでけっこうシュールなやり取りを展開していたことになりますよね
今思えばその先生も思い切ったこと言ったもんです
まぁ、別にこのことが人生を左右したとも思っていませんし
この先生のことも悪い感情はもっていません
高校受験を控えた頃の1つのエピソードとしてお読みいただければと思います