プロゲーマー梅原大吾さんに教わったこと


梅原大吾さんをご存知ですか。
1981年生まれ
15歳の時から格闘系ゲームで世界チャンピオンの「プロゲーマー」です。
日本ではゲーマーってなんか本流から外れてる人、って感じで見られてる部分があって
彼の存在は、「その周辺」の人以外にはあまり知られていないような気がします
私も実はつい最近まで「テレビでの見たことがある」、程度にしか知りませんでした。

フェイスブックの繋がりから彼が4月13日に
ニューヨーク大学の特別対談に招待されたことが書かれていて
調べていくうちにだんだんと「凄い人だ!」とわかってきたわけです

ニューヨーク大学って超名門だよね?

てか、15年間世界トップクラスの人が
ゲーム王国日本にちゃんといて
世界ではすげー有名なのに
肝心の日本人からはあまり知られてないって、この手のことってケッコウあるよな?と思いました。
海外では評価が高いってやつ。
まぁ今日言いたいのはそういう「人をリスペクトしない日本人」という話ではなくて
一つの物が文化として定着するには、頂点と裾野の両方の広がりが必要なんだな、ってこと。

彼が
「ゲームのバグで凄く強力な技とかが出てくると、それを使う人がどんどん出てきて、すぐに相手を倒せるようになる。すると勝てない人は面白くないから、メーカー側がすぐに調整してしまう。僕はバグであってもそれを倒すことに楽しみを感じるので、それではつまらない」
ということを言っているわけです。

メーカーは「誰でも楽しめるようにあまり極端な技は作らない」ように配慮し
梅原氏は「バグであっても倒そうと更にテクニックに磨きをかける」という構図です。

バグでさえ倒そうとする「頂点」と、一般ユーザーの三角形。
こう言う、縦と横の両方の線が広がって行かないと本当のファン層の拡大、文化の定着にはならないんだろうな

日本が世界に誇る文化、すしの世界はどうだろう
すしの世界にはアメリカで映画にもなった小野次郎氏というまぁある意味での頂点の方がいて
この方は世界的にも有名人で、日本の寿司文化のシンボル的な存在です

ただ、裾野という意味ではどんどん狭まっている気がする。
もっとこの世界を目指す、というかすし文化を楽しむ人が増えてきてこそ
頂点ももっと高みを目指せるようになると思うわけです
ていうか、裾野が狭まるって文化としてはとても危機的な状況だぞ

それにしても梅原氏、ゲームセンターで人生の大切なことを沢山学んだ、と著書で言っています
諸悪の権現みたいに思われがちなゲーセンだけど
だからと言って全面的にとり潰しにしていたらこういう人は生まれてこなかったわけですね

「人がどんどん入ってくる寿司業界ってどんな姿なんだろう。」
昔のゲーセンのように大人たちがしかめっ面をして見るような店ができて
でもその中で若者が(かつての梅原少年のように…)ちゃんと人生とか人の品格とかについて考えていて
ある日突出した才能を持つ若き職人が誕生して
新しいすし文化を形作ったりしていくのだろうかと
ふとそんなふうに思ったわけでした。

ちょっと怖いけど(笑)でもそれも一つの発展として
そうなったら楽しいかもしれない。
がんばれ、すし!