アメリカは日本経済の復活を知っている

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というタイトルの本を読んだ。

著者は阿部内閣の内閣官房参与に就任した浜田宏一氏
東大名誉教授、イェール大学名誉教授、ノーベル経済学賞に最も近いといわれる、世界的な経済学の権威。(本からの情報)

いきなりなんでそんな人の本を読んだかっていうと
たまたま本屋で立ち読みしたら、この方の主張と
私のおバカな考えが「同じじゃね?」と思ったからでした。

私の考えは、高校生の頃に社会科のヤマカン(先生のあだ名)に教えてもらった

「デフレになったらお金を刷ればいい。作りすぎるとインフレになるけどね」

ってこと。

みなさんの中にも単純にそう思ってた方もいるんじゃないかと思うんですけどね。
まぁ私のような凡人は知らないことが多いから

経済はそんなに単純じゃないんだろうなってどこかで思ってたわけです。

で、本の内容の超要約は以下の通り

  • リーマンショック以降先進各国は大規模な金融緩和と買いオペ(お金を作って国債や株を買い取ること)で経済の破たんを避けてきた。これをやってこなかったのは日本だけ。この結果各国の通貨に対して円が「品不足」になり、価値が上がった(円高)
  • 円高により輸入業者は利益が増えるが、日本全体でみると利益が圧迫される企業の方が多いから不況になり、デフレになった。
  • 世界のトップクラスの経済学者は日本が何故金融政策で経済を立て直そうとしないのか疑問に思ってきた。
  • 日銀は伝統的にインフレを極端に恐れる性質があり、また、これまでのやり方が間違っていた、と言われたくないので金融緩和に踏み切れないでいた。
  • 日本の優秀な経済学者や記者も、日銀の間違いに気づいている人もいたが、日銀を怒らすと怖いのと、「記者クラブ=お抱えスポークスマン」という悪しき伝統のおかげで、間違いを指摘できないできた。
  • 日本が当たり前のことを当たり前にやりさえすれば(つまりお金沢山刷って買いオペすれば)、その潜在経済力から考えてギンギン!に復活するのは目に見えている。←本のタイトル

まぁこんな感じ。

日銀てこわいのね、っていうのは本筋じゃなくて、

要するに
『デフレならお金作りゃいいんです。そんで、買いオペすれば為替は安定、経済も復活』ってことは経済学200年の知見からみてもジョーシキ(高校生でも教わるレベル)
日本はそれをフツーにやればいいのに
日銀独自の理論とやらで頑なに拒んできたのはどーなのさ
ってことなんです

国際金融なんてカケラもわからないアタシと
世界的権威の学者様が結構同じことを考えていた、ってのが面白くて自慢したくなったってのが本音なのでした。
(まぁそう見えるってだけで、ベースの理論は全く次元の違うレベルだってことは、言われなくたってわかってますけど、はい)

浜田氏がこの本を書いたのは去年の夏頃で、本の中で日銀の無策を盛んに批判してます。
で、阿部内閣が発足したら日銀の総裁は黒田さんにかわり、ご本人は内閣の相談役に就任。
なんか出来すぎたタイミングにも見えるけどまぁそんなことなんでしょう。

その後の変化はご存じのとおり、円は1ドル100円目前、株価も急回復してきました。

今は実態経済を反映した数字じゃなくて、期待感で動いてるだけっていうのが世間の見方だってテレビでも言ってたけど
ホリエモンも「景気は期待感で動く」って仮出所のインタビューでも答えてたから
喜ばしい変化だと思っていいんじゃないかな。

問題はデフレですね。氏がおっしゃるような「緩やかなインフレ」になるのか
もしその通りになったらそれはそれでとっても気持ちいいというか「すげー」と思うのだろうと思います。

景気も回復、増税もあまり苦にならないとかさ。

「日本ってやっぱりまだまだ行けてるじゃん!」って思いたいじゃあないですか!!

いいんです。飲食に好景気の波が寄せてくるのは最後の最後
モーリーの実生活での利はあまり感じられないかもしれない。
でもさ
もうそろそろ明るい顔したいですよね。
結果が出てくるのはもう少し先なのだろうか。
それまで
日々一生懸命働くことで少しでも貢献しよう。

こちらは本著のなかでコッパ微塵に論破されてる
藻谷浩介氏のベストセラー「デフレの正体」
結構インテリの方々が絶賛してブログで紹介してたりする。
頭のいい人たちのやり合いは見ていて勉強になる。
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