職場の人間関係を良くしよう

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5月ももう半ばですね。
この春から就職したり進学したりした人のなかには
そろそろ五月病が顔をもたげてきた人もいるのではないでしょうか。

五月病の原因は様々で、初めての環境にやっと慣れて緊張が解けてきたときに
自分の将来に何となく不安になったり、走りすぎたせいで息切れしたり。
職場の人間関係が徐々に見えてきて「自分にはやっていけない」と落ち込んだりですね。

この人間関係ってやつを上手に作れる人は五月病になりにくいんだそうです。
で、これが何となく上手く作れる人と、そうでない人の違いは何なのか
ちょっと考えてみました。

<嫌な人には何でもいいから話しかけましょう>

職場の先輩や同僚との付き合いがしっくりいかないことってありますね。
例えば先輩が部下にあまり話しかけないタイプの場合、ともするとその人との会話は「叱られるときだけ」になったりして、中々距離が縮まりません。
積極的に後輩に声をかけてくれる人ならいいけど、そんな人ばかりではないですよね。

「いつも仕事ばかりしててムッツリしてるし、仕事も教えてくれない。口を開けば文句言うばかり・・・」

なんてことろでしょう。

また、部下の方が「この仕事はもっとこうすれば上手く行くのに」みたいに思ってイライラすることもあるでしょう。正義感をもって進言しても聞き入れられなくてさらにイライラするとかですね。

中途半端に負けん気が強いと、その先輩が社内で信頼されてたりするとなんだか許せない感情も沸いてきたりして我慢するのが大変です。で、だんだん会社そのものにネガな感情を持つことになって出社が億劫になったりもするわけですね。五月病の発症でしょうか。

本人にとっては、嫌な性格の先輩が社内で信頼されてたり
「自分の方が正しいのに受け入れてもらえない」、なんて現状に、
「何なのこの会社」的な感情も沸いてきてはいるものの、それを口に出してはいけないのではないか、という一応の常識も持ってるのでどうしていいか分からず心のバランスを崩す人も出てきます。

こうなってしまっては修復は結構メンドクサイことになるので、こうなる前に手を打っておきたいですね。

処方箋は簡単、「その人と仲良くなってしまう」これだけです(ドテッ)
それができれば苦労はしないよって。
わかります。

でもちょっと考えてみましょう。その先輩(上司)は本当に嫌な奴ですか?
人間は意識している物がより大きく見えるという習性を持っています。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とも言いますね。
小さなことなのに、それを意識するあまりその人のすべてが気に食わなくなるわけです。

ですから、その芽が小さいうちに逆のことを意識してやってしまえばいいわけです。
方法は簡単です。じゃんじゃん話しかけてください。

話題なんてないでしょうから、例えば分からないことを質問してみましょう。
新人のあなたには分からないことが沢山あるはず。
些細なことでもいいですから話しかけて、その話には共感を持って頷きましょう。
休憩時間ならある程度プライベートなこと「どちらに住んでるんですか」とか
「お休みの日はなにかしてるんですか」でもいいですね。
会話の内容ななんでもいいのです。

先輩の話の内容をいちいち検証してはダメですよ。
人付き合いが下手な人はここで相手を値踏みすることが多いです。
相手が優秀かどうか、尊敬に値する人物かどうか、はこの場合関係ないし
自分と違う考えだとしても積極的にスルーしてください。
距離を縮めるのが目的ですからとにかく肯定的に会話することが大切です。

その人が本を読んでいたら
「何の本を読んでるんですか?」
「へー、ミステリーがお好きなんですね、お勧めの作家とかありますか?」
「東野圭吾さんですか、面白いですか!じゃあ私も読んでみようかな!」
こんなので良いのです。

実際にあなたが日本の推理小説より海外物が好きだとしても
「僕は日本の推理小説は読まないんですよね」なんて言ってはいけません。
「なんで?」って言ってもらう(会話のネタを提供する)なんて大きな勘違い。
「タイクツだから」なんて言った日にゃそれこそ大馬鹿野郎認定ですよ。

「私も読んでみようかな」と言うことで
先輩に共感していることを表明してみせることが必要で「その為に」会話しているのです。

会話を通して相手に共感することは、関係性を作るのにとても重要なことです。
自分に共感してくれる人に悪い感情を持つ人はいません。

そのうちに先輩の方も「こいつ可愛いやつだな」と(無意識にでも)思い始めるでしょう。

そうなると、あなたに嫌なものの言い方はしなくなるし、ミスを叱るときも
より分かりやすく丁寧に指導してくれることでしょう。
あなたもその人と気持ちよく接することができるわけです。
人との付き合いなんてそんなものなのです。

上下はありますから、友達のようにはなれません。
仕事中に上司と部下が友達のように接することは良いことではありません。
命令系統にどうしても緩みが生じてしまうからです。
あなたは先輩から可愛がられる存在になればいいし
同期からは話が合う友達、と(先ずは)思われればいいのです。

日本人的ですか?日本人だもの、いいじゃない。

どんな会社でも自分と合わない人は必ずいます。
合わない理由は様々でしょうが、そこに悶々としていると
あなたの心は段々と固くなっていきます。
心が固くなれば表情も固くなります。それは相手にも伝わるものです。

「こいつ腹に一物もってるな・・・」

恐怖の人間関係崩壊スパイラル-悪いのはオレ(私)なのか!?-

の始まりです。怖いですよ。
人間関係がこじれた原因はそもそも
「あなたが相手に対して嫌な気持ちを持っていた」ことが発端なんだけど
いつの間にか相手もあなたを嫌悪している、図式になっているわけです。

この図式は、新人VS先輩に限った話ではなく、同期でもある話です。

良好な関係をつくることと、相手の嫌な面をじっと我慢しながら付き合うのは違います。
波風立てないことを「良好な関係」とはいいません。

上司でも同期でも後輩でも、悪い所を見るのではなく、良いところを見てください。
一歩突っ込んで、嫌な面でも「そこがまた魅力でもある」くらいに見れれば最高です。
そして積極的に共感してみてください。

共感は反感よりもはるかに言葉にしやすいです。
「そうなんですか!」「すごいですね!」「なるほど!」「わかりました!」
のようなワードを意識してたくさん使ってみてください。

「でも」「だけど」「へんじゃないですか?」「おかしいと思います」「私はそうは思いません」のような反感ワードは、もしかしたらまったく使う必要がないかもしれません。

そうすることで相手と「我慢しながら」付き合うのではなく
お互い好意的に付き合う関係が作れるでしょう。

そうやって通気性のいい関係が作れれば
相手に直してほしい部分があることを伝えるのも簡単になります。
相手の人も、信頼しているあなたの言葉なら快く受け入れてくれるでしょう。

先ずは共感することで信頼関係構築、その次に(必要であれば)意見、です。

この順番を理解しないで、ただ正論を主張しても良い結果は生まれないのです。
分かって欲しくて言葉を重ねれば逆効果にもなりかねません。

「北風と太陽」
職場の人間関係で悩んでいる人はお試しあれ。