魚は自分で下してみよう

aji

日本人が魚を食べなくなってきています。
特に丸(下してない状態)の魚はスーパーなどでもなかなか売れなくて苦戦してるようです。
ネットリサーチ社が2008年に実施した調査によると
魚を家庭で調理しない理由は、「調理そのものを家ではやらないから」を除くと
「魚の調理ができない」
「魚の調理が面倒」
「調理済みを買った方が早い・美味しい」などの回答が上位を占めています。
さかなアンケート結果1

気になるのは「下してある魚を買ってきた方が美味しい」との意見が20%以上もあること。
コレ、間違ってますよ~。

魚の脂は酸化しやすく空気に触れると生臭さや魚臭さが出てきます。
魚を下せば身が空気に触れるので味が徐々に落ちていくわけです。
なので魚は下したての方が美味しいのです。

で、家では魚を下さない人が多いのですが
じゃあ魚を食べないかと言うとそうでもないようです
それが下のグラフ
さかなアンケート結果2

魚食が健康にいいことは今更説明するまでもないと思うので省略しますが
身体にいいからではなく
単純に「美味しいから」食べている人が圧倒的に多いということです。

好きなのに自分ではやらない・・・なぜでしょう。
みなさん必要以上に魚が難しいと感じているせいでしょうね。

本屋さんやネットでは魚の下し方の情報がいくらでも溢れていますが
どれもみな「基本通りすぎ!」なんです。
出刃包丁の扱いかた
包丁の砥ぎ方・・・って。
これって結構家庭の主婦やお父さんにはハードルが高いし
出刃や柳刃包丁ってそこそこの値段するから手が出なかったりもするもの。
「砥ぐのがめんどう・・・どーせ上手く砥げないし」な方もいるでしょう。

本来我々日本人にとって魚食とはもっと身近で親しみやすいもののはず。
我々プロならともかく、お家で食べるための魚料理は
「敬遠」してしまう程合格ラインが高いものではありませぬ。

こちらの動画はアジを下していますが
ホームセンターで売ってるペティナイフを
簡易研ぎ器(ナイフの刃を溝に入れて前後に動かすと切れるようになるアレ)で砥いで下しています。

この二つ(ペティと砥ぎ器)意外にバカにならない活躍してくれます。
家庭料理の範囲はおろか、そこそこの魚料理屋でも十分に通用する仕上がりに
魚を下せてしまうのです。

こちらはちょっと大きめの魚を下してますが
これも千円台のペティナイフでやってます。

魚を下すことが遠いものに感じている方は
先ず、伝統的和包丁の呪縛から解放されてください(笑
文明の力はどんどん取り入れちゃいましょう。
あなたの台所にある文化包丁とかペティナイフで十分です。

皆さまもっと魚を食べましょう!

私が働いている日本橋人形町のすし居酒屋「浜寿司」では
「モーリ塾」と称して毎週土曜日の12時から15時まで
店舗のスタッフに魚のさばき方や寿司の握り方を教えています。
みんな最初は全くの素人でしたがどんどん上手になります。

「プロ仕様」の難しい工程を省いたり、工夫したりすることで
魚をきれいに下す、ことが簡単にできるようにしてあるのです。
もう一つ、「とにかく沢山下す」ことです。
一般の魚の料理教室では魚をさばく数が少なすぎるんです。

難しい工程がないので1本1本はすぐに下せるし
その分数をこなすので、みなさんどんどん上達するわけです。

もう一つ、

教えるプロ、モーリーの鋭く具体的なアドバイスも効果バツグンです(笑

今後この教室を一般の方の参加もOKにしていこうと考えています。
だってもっと沢山の人に魚を身近に感じてもらいたいですから。
こちらの内容はなるべく早めにお伝えしますね。

んでは。