AJ宇都宮 BRM510  400km銚子 幻覚が見えた徹夜走行

こんにちは!モーリです。
5月10日に400㎞のブルべに参加してきました。
何度かご紹介してますが、ブルべとはフランスに本部がある自転車の大会です。
200、300、400、600のように決められた長さのコースを
決められたタイム以内で走りきることを目的としています。
大会本部からのフォローは一切なく、自力、自己完結で走りきらなければなりません。
勿論、途中で棄権するのも本人の意思、無理して走って事故起こしてもそれは本人の問題、と言うわけです。

 

で、今回のコースです。
BRM510tizu

宇都宮森林公園発着、銚子港往復400㎞

霞ヶ浦を左右に回り込んでますね。片道200㎞ってわけです。

出発は早朝4:00
アスケン自転車部の5名で参加です。
メンバーは小野さん・宍戸さん・小柴くん・北田くん・モーリです。

朝4時の森林公園は当然真っ暗闇。
それぞれが着けたヘッドライトで写真を撮り合います。

BRM51001

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↑なんか丸く加工してるように見えますが、漆黒の闇にライトだけで照らすとこう見えるわけです。

上は出走の受付の様子。下は冗談を言い合って元気をだすアスケンのメンバーです。

4:00に予定通りスタート。
一緒に走る小野さんのペースが上がりません。いつもより3~4キロ遅い感じです。
走りながらも首をまわしたり、肩を大きく上げ下げしてみたりとダルそうです。

本調子ではないのが分かりましたがどうにもできません。
モーリよりも何倍もキャリアがある人なので、色々言うよりも先に行くことにしました。

丁度ベテラン風のハイペース集団が私たちを抜いていったので
どんなペースで走ってるのか着いていってみることにしました。

モーリは最近「気持ちよく飛ばしてる」と思うと28㎞/hくらいのことが多いです。
その集団は33~35km/hで走ってました。
着いていくとだんだん息が上がってきます。
よく見るとヘルメットの下が白髪で真っ白な方も何人か。。。
「このオッサンたちスゲー」と自分もオッサンのくせに関心しつつ
なおも頑張って着いていきます。
「ふふふ、そんな俺もなんだかんだで一緒に走ってるぜ・・オレもなかなか・・・」
とか思ってたわけです。100㎞地点までは・・。

100㎞地点で休憩して、さあ行こうか、と思ったとき
「あれ?足が・・動かない・・・」
体力切れです。
調子にのってガンガンこいでたので筋力が限界になっちゃた。
ペダルを押し下げるのも、引き上げるのも
自分の足じゃないみたいに重い。
「バカなことするんじゃなかった。。」と思っても後の祭りです。

ここから300㎞がとてーも辛いことになってしまったわけです。
おまけにズーッと向かい風、逆風です。
海に近づくほど強くなる。
日が高くなってくるとハンドルに取り付けた携帯の画面が見えない。
お陰でコースミスが3回。一つは5㎞も引き帰す大ミス。
涙がこぼれないように上を向いて走りました。

で、やっと銚子が近づいてきました。
写真は200㎞(折り返し)地点直前の銚子大橋です。

BRM51003

 

天気は快晴!港の汽笛の音、最高に気持ちのいい写真ですね。

でもね、向い風と疲労は写真に写らないんです!はい。

撮ってる本人は溶けだしたスライムみたいにフニャフニャです。

 

やっと銚子港、折り返しの200㎞地点

14時に着きました。

BRM51004

ここでみんなをまつこと1時間半。
写真をとったり、ヒリヒリしてきたお〇りにワセリンぬったり
アイス食べたりフェイスブック見たり。。。

「来ない」

「多分なにかあったんだろう」と思うけど、フェイスブック経由のメッセージも来てない。

「本当に何かあれば電話でも来るだろう。あまり長い休憩は身体がキツイかも。」

先に出発することにしました。
15時30分
復路の始まり!
「さあ、あと200㎞!いざ!!」

と、同時にパンク、ドテっ。。。

 

場所は自転車屋さんの目の前だけど、自分ですべてやりました。

はじめてのチューブ交換。
ネットや本で勉強しておいて良かった(^O^)
昨日、タイヤ外して掃除したのも大正解でした。
BRM51006

手際はあまり良くなかったけど、なんとか15分くらいで交換完了。

なにもしてくれなかった(笑)自転車屋さんにお礼を言って再出発です。

まぁ取りあえず店先で作業させてくれたわけで。。
でもフレンチバルブの空気入れ持っててくれたらとっても嬉しかったかもー! 😆
携帯用のポンプで空気入れるの大変なのね・・・。
この時が一番汗かきました。ポタポタです。

 

復路は疲労と睡魔との戦いでした。

雄大だけど単調な道が続きます。

利根川の土手を延々40㎞

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まったく同じ景色の中をひたすらこぎ続けるのは

結構苦行だったりします。

途中沈みゆく夕日に涙を浮かべ

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迫りくる夜のしじまにおびえながらも

BRM51010

やることはただ一つ。

自転車を前に走らせることだけ。

夕日がきれいとか
自転車って素晴らしい、とか
気分よく歌を歌ってみたりとか
いろいろするんだけど、これってすべて

身体がキツイのを忘れたいから!!!

 

だったりするわけです。

眠くて、疲れてて、寒くて、痛くて、暗闇でこわくて、トラックが危なくて
いーこと何もないんですけど??
ブルべってこんなことなの??
とか思いながら走ったわけです。

2時を過ぎた辺りでは目の前を自転車の集団がゴーと走ってる幻覚が見えたりしました。
走りながら瞼が落ちて、もうちょっとで田んぼにINしそうになったり。
かなり危ないのでコンビニの店先でちょっとだけ寝ようと横になったら
あっという間に1時間くらい寝てたりしました。

やはり一人で走っていた
「ワタナベさん」という若くても経験豊富な方と合流して
世間話しながら走らせてもらいました。
どんなに心強かったか。

結局最後も一人になってふと気づくと何となく明るい。。
朝だ。。。
BRM51011

予定では3時か4時にはゴールしてるつもりだったけど

疲れて眠くて休み休みだったので
結局ゴールは6時になってました。

ボロボロのゴールを宍戸さんが撮ってくれました。
顔とポーズがあってませんね。

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徹夜で待っていてくれたAJ宇都宮のスタッフの方がたに暖かく迎えて頂き

走りきった感激が徐々に沸いてきました。

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その後、小野さんもボロボロになりながらも執念のゴール。

北田もタイムアウト寸前にゴールに飛び込み、5人中3人が完走を果たしました。

宍戸さんは折り返しの200㎞地点で体調不良で棄権(DNF、といいます)
辛い決断だったと思いますが、それも自分で下すのがブルべです。無理して事態を悪化させない判断力はさすがです。
一度東京に出てから宇都宮に電車でもどり
一晩中寝ないで待っててくれました。

小柴くんは340㎞付近で膝の痛みが大きくなりこれもDNF
若いし体力もあるのですぐに回復して再チャレンジしてくれるでしょう。

「400㎞をなめてはいけない。」

ただただこれに尽きる今回のブルべ挑戦でした。

どうにかゴールできたのは
やっぱり一緒に参加したみんなの顔を
一晩中目に浮かべてたからです。
単独で参加してたら多分絶対にDNFでした。
24時間営業のファミレスに入って朝までグダグダして体力回復してから車に戻ったに違いないのです。

そして途中一緒に走って励ましてくれたワタナベさん。
頭がぼーっとしてて、連絡先を聞かなかったことが悔やまれます。
あなたのお陰で走れました。
このブログを見つけて連絡いただけるといいのですが。
「またどこかのブルべで会いましょう」といってくださいました。
成長してお会いできるといいのですが(^O^)

フェイスブックで応援してくれた皆様
あんなにも応援してくれてどんなに心強かったか。
お返事しきれてないものもあるかもしれません。

みなさま本当にありがとうございました。
400㎞のメダルが来るのを楽しみに待ちたいと思います。

そしていよいよ。。
6月14日は600㎞です。

走りきれるのか。

今は不安の方がつよいかなぁ。