国産本鮪の聖地、大間崎にバイクで行ってきました③

山崎倉(おさむ)さんの船に乗せてもらいました

国産本鮪の聖地、大間崎にバイクで行ってきました①

国産本鮪の聖地、大間崎にバイクで行ってきました②

起き抜けからテンションマックスの2人

翌日は6時半に起床、シャワーを浴びてすぐにチェックアウトの準備。

さっさと荷物をまとめて1階の食堂へ

7時の朝食は大間のマグロに殻つきのウニも!

「あるときだけなんですけどね」と宿の女将さんが明るく教えてくれます。

寝不足二日酔いも物ともせず二人ともバリバリ食べます。

フノリのお味噌汁が旨くてもう。

思えばこの宿には5時間くらいしかいなかったですね。

ありがとうございました、また来ます。

海峡荘の朝ご飯。この日は本鮪と殻うにも「無いときはつかないんですよ」とおかみさん。今度は晩御飯も食べに来ますね。
海峡荘の朝ご飯。この日は本鮪と殻うにも「無いときはつかないんですよ」とおかみさん。今度は晩御飯も食べに来ますね。
お隣のワンコ、なにか言いたそうな、そうでもないような・・。元気でな。
お隣のワンコ、なにか言いたそうな、そうでもないような。まあがんばってくるよ。

黙々と出船の準備、そして津軽海峡へ

港に着くと山崎さんが黙々と出船の準備をしていました。

出船準備に忙しい山崎さん。昨日と打って変わって殆ど言葉を発しません。
出船準備に忙しい山崎さん。昨日と打って変わって殆ど言葉を発しません。

「おはようございます。昨日はありがとうございました。宜しくおねがいします。」

「あぁ」

余計な言葉は発しません。

もう別人、昨日のことなど無かったかのよう。

と言うより、いつもの山崎さんに戻ったのでしょう。

我々も緊張感がジワジワと。さあマグロよ、釣れてくれ。

出船をまつ山崎さんの 第三十一漁福丸 なんだか輝いて見えます
出船をまつ山崎さんの第三十一漁福丸
なんだか輝いて見えます
第三十一漁福丸の操舵室、電子機器がずらり。
第三十一漁福丸の操舵室、レーダー、ソナー、魚群探知機、GPS…。電子機器がずらり。
巨大マグロとやり取りする高性能の大型リール
巨大マグロとやり取りする高性能の大型リールとクレーン。奥にカメラを構えている横山さん。ありがとうございます。

いろいろ言うより動画をつくりました

結果的にマグロは獲れませんでした。

それでも漁に臨む山崎さんの後ろ姿と津軽海峡の海の凄さに少しだけ触れることができました。

港にもどったとき山崎さんが私を見て

「まぁ、こんなもんです・・・。」

「これが私らの仕事だもんで。。」と自嘲気味に。

まるでマグロの顔が見られなかったことを詫びているような口ぶりでした。

とんでもないです。

邪魔者を快く乗せていただき本当にありがとうございました。

 

神なのではない、神に祝福された人

昨日から山崎さんと御一緒させていただき、何となくわかったことがありました。

努力に努力を重ねてきた

山崎さんと実際に話すまで私は

「山崎さんだけが持っている(または知っている)コツとか勘所がある」

と勝手に想像していました。まぁ何かはあるのでしょう。

でも私が触れた山崎さんは仕事に対してひたすら真面目で研究熱心な

普通のベテラン漁師でした。

秘密のポイント、秘密の仕掛け、How toなんちゃら…。

そんな軽いものではなく、ただただ真面目に仕事に取り組む職人でした。

昨日飲みながら私たちに話してくれた言葉を噛みしめてみます。

「自分の仕事に一生懸命取り組んで、それでも成果が出ないこともあるし、もしかしたらでることもある

それはあたしの仕事もあなた達の仕事もみんないっしょ。おんなじなのさ。」

「あなた達は私に大きなマグロさ釣ってほしいと言うけどさ、あたし達にとっては1本5000円のマグロでも

それで生活していかなくちゃならないんだからさ、大きくても小さくでも一本は一本なのさ、仕事だもの。」

神と呼ばれたベテラン漁師の口からあふれ出た言葉を、私は忘れないでしょう。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

山崎倉さん、ありがとうございました。

 

今日の宿泊地、気仙沼に向けて出発しなければなりません。

なんとなく離れづらくてバイクまで歩いて帰った

港までは東森さんの車で送ってもらっていました。

バイクのある海峡荘からは2~3㎞の距離です。

また沖へ戻る(!)という山崎さんと東森さんにお別れをして港を後にします。

「車で送る」と言っていただいたのですが

あと少しだけ大間を感じたかったので歩いて帰りました。

初秋の大間は風に揺れる草木の他に動くものはなく

比較的新しい家屋に生活感はあるものの人の気配は感じられず

朽ちて使われなくなった建物が雑草に囲まれて点在しています。

この空気のなかで人々は生活し、漁師は明日もまた海に出るのでしょう。

途中腹ごしらえをしてバイクに戻り、さあいよいよ出発です。

時間は13時。

気仙沼までは約400㎞。

半分が下道なので恐らく8時間以上かかるでしょう。

大間観光センターの横山代表にもう一度お礼を申し上げ

もう一度沖を見て

大きく空気を吸い込んでから走り出したのでした。

大間崎に立つ石川啄木の歌碑。「泣きながらカニと戯れ」たかった。

 

 

大間で食べた最後の食事。 ウニが生きてました。
大間で食べた最後の食事。
ウニが生きてました。

さあ見納めです。 ありがとう!
さあ見納めです。
ありがとう!
いざ、気仙沼へ
いざ、気仙沼へ

 

続きます→国産本鮪の聖地 大間にバイクで行ってきました④